[1:5] 参考文献に関して
1 ナマエ:生涯一学徒 1999/06/01 21:12
と,ある大学で社会科学を日々学び研究する者です(日本政治史・教育史)。本当に19歳なのかと疑う程に博学多彩なページだと感動致しました。
ただ参考資料を拝見したところ,若干「がっかり」したのも真実です。研究対象柄,友人などとの飲み会などの度に戦前期日本の政治システムや現在の教育制度などの質問(と,いうより非難)を受け,苦笑しています。
常に思う事は,彼らの多くが自分こそ「良識ある」,「本当に日本の事を考えている」人間であり,一部のムックものや新書程度の知識で議論をかけてくる事への失望です。
基礎的知識(ランスさんはかなりあるようですが)が著しく欠如しているにもかかわらず,かなりマニアックな軍事知識や拾い読みの「教育評論家」の言でこちらに立ち向かって来られるので,こちらとしてはひたすら苦笑するしかないのです。他専攻では友人知人に,「君ねえ,まずこれこれの文献と論文を読んでからしゃべってくれよ・・・」というわけにはいかないですからね。
ランスさんも参考文献を見る限り「論文」といえる(即ち少なくとも学会年報で目録入りするような)資料や文献はどちらかというと少ないようです。余計なおせっかいかも知れませんが,「科学」を否定するには「科学」で論駁するしかありません。「良識」や「常識」を掲げたとたん,それはまさしく「国民政府を相手とせず」的な論理破綻となるのです。もにランスさんが一連の学会の先行研究に反駁されるつもりでしたら,それなりの研究を重ねていただきたいと思います。これは応援であり,非難ではありません。

・・・ちなみに最近東大の伊藤隆氏(元法学部)や藤岡信勝氏(教育学部)の活躍を耳にします(もっとも藤岡氏は最近では学会でも殆ど相手にされていませんが。氏の70年代から80年代の教材研究や地域教育論は学会の評価も高かっただけに残念です)。伊藤氏は粟屋健太郎氏との論戦などからもわかる様に日本近代政治史の重鎮ですが,歴史教育論に関しては首を傾げたくなるところがあります。もともと東大教育学部は勝田守一以来,社会科教育の一大センター(他は名古屋大学・東京教育大)だっただけに残念と言わざるを得ません。仮に教育論としての氏の論に感じて態度を強くされる方がいらしたら,それは考え直された方がよろしいでしょう。もし,この言に疑問をもたれる方がいらしたら,上田薫著作集や勝田守一著作集を参考になされると良いかと思います。
彼らに反駁できて初めて,彼らの論理を否定できるのです。

2 ナマエ:魔王ランス 1999/06/01 23:20:07
なるほど、教育論ですか。正直言って知識をたいして持ち合わせていないので具体的な反論ができませんが、私個人の、現在の時点で得た知識をもとに「こりゃ、おかしいんじゃないか」と疑問を投げつけている・・というのが現状です。 今後ともに氏の励ましをうけまして、弛まず知識の収集に努めたいと思います。参考文献リストにのせたのが私の得た知識の全てではありませんが、全体的に数が不足しているのは私自身感じております。とはいえ流し読みで読書数だけ増やしても何の意味もないばかりか、かえって誤った認識に至る原因となりますので、地道にコツコツといかせていただきます。・・受験や試験の勉強と違って自分の興味のある分野なのでトコトンがんばります。これが本来の学習の姿ですよね。受験戦争ってある意味邪道だと思う・・・。役に立たたないもん人生において。
3 ナマエ:時世 1999/06/03 18:39:42
おーー! 局長殿は19才なのですか! 私と三つしか・・!! すごいですーっ!! 感服! (てっきり院生あたりかと・・)
4 ナマエ:生涯一学徒 1999/06/02 20:48
いえいえ。ランスさん。こちらもちょっと「国家総動員」で検索して
いてたまたま迷い込んだだけの人間でして、皆様の議論に水をさす事に
なったのではと少し後悔していたのです。今回は余計な事をしたかと少
し気になって再来したのですが、またいつかご縁があれば立ち寄らせて頂きます。最後ですが(ご存知かもしれませんが)、開戦への政治過程の実証研究でのまとまったシリーズとして、「太平洋戦争への道・開戦外交史」をお勧めします。全8冊程ですが、かなり有用かと思います。ご参考ください。

5 ナマエ:田中 静壱 1999/06/02 23:11:44
俺も、読む事にしよう! しかし、何処の出版社から発売されているのだろうか?


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