入間基地航空祭


年一度行われる入間基地航空祭へ行ってきました。
楽しみに待っていた航空祭。しかし、数日前に航空祭当日基地でバイトさせられてしまう危機に陥りまして、どうしたものかと思慮してたが、なんとかスケープゴート(身代わり)を立てて難を逃れたなんていきさつもあった。

では俺の当日の動き感想を小説っぽく書いてみる・・・


航空祭前日はネットも早めに切り上げ、早々と就寝した。中途はんぱに寝ると絶対寝坊するからだ。
A.M7:00起床。まず窓から外を見る、よかった快晴だ。雨なんか降られたらたまったものではない。

なにせ自衛隊の基地は久々である。いままでに自衛隊富士学校(幹部学校)を自衛隊受験生ということで地方総監部の差し回しの車で行ったことがある。ここでは模擬戦闘訓練を見学させてもらい、目の前で155_榴弾砲が射撃をし、砲声が腹にドンと響いて驚いたのを記憶している。90式、74式戦車のパレードもこの時拝見した。あのときは楽しかった。また、その数ヶ月後、自衛隊の試験を受けに航空自衛隊静浜基地を訪れたっけ。詳しくは他で書いてあるので略すが、この時はハンガーで飛行機みただけだったので、今回の航空祭にかける期待は大きかった。

っと、ここで航空祭のプログラムを簡単に紹介しましょう。

9:00  開催
15:00 修了

え、簡単すぎる?と言っても開始から終わりまで昼休み12時〜1時を除く時間帯は全部飛行展示なので、関係ないのだ。飛んでる飛行機を見る、これでいいのだ。

さて、祭りだから向こうに出店があるだろうと朝飯食わないで8:30家を出る。なんせ基地まで電車で10分ほどだ。急ぐ必要もない。と言うか、我が家の上空にも飛来してくるんでワザワザ出かけることもないんだが、やはり現場で見るのが正統派だろう。電車はかなり混んでいた。大半が航空祭に行く人々だった。例年多くの人が訪れるらしい。

電車は入間基地の目の前、稲荷山公園駅に到着。なんという人混みだ。ホームは埋め尽くされている。臨時改札を乗務員乗車証で素通りし、とりあえずまだ時間があったので出店を回る。自衛隊グッズ、祭りの定石とも言えるヤキソバその他所狭しと並んでいる。適当に腹ごしらえをして、飛行展示場、すなわち滑走路付近へ移動する。

途中、軍楽隊を先頭にミス航空祭(?)のパレードを見た。普通の祭りと同じである、ジープに乗ってることを除けばだが・・・。

9時を少し回った頃ヘリの爆音が聞こえてきた。まずはCH−47ヘリの展示飛行である。みんな一度は見たことがあると思う。細長く前後にローターがあるヘリだ。見た目と別に結構動きが速い。
そして次に、本格的ジェット機の登場だ。エンジン音轟かせ空を飛び回る。低空を飛んでくれてる為、よく見えるのなんの。何度か頭上をフライパスしていった。かっこいい・・・。着陸に入るというアナウンスが流れた時、駐機場からキーンという耳をつんざく音が聞こえてきた。C−1輸送機8機が続々と滑走路に向けて動き始める。我々の前を動いていくのだが、機内コクピットから操縦士やナビゲーターが手を振ってくれている。こちらも負けじと”帽振レ”で返答。子供達も大喜びだ。


 ふと視線を地上に向けると、いつのまにか周りをゴザを敷いた家族連れに囲まれていた。まったく自分勝手な奴等である、アナウンスでも立って見学しろと言ってるのに一向に動く気配もない。

邪魔なことこの上ない、ムカツク・・ 家族サービスだ仕方ないなぁ」と思った。

また、そのテの人いわく「広域ラヂヲ」一般人いわく盗聴器で盛んに無線傍受を試みてる者が随所に見られる。
予想はしていたが・・・
中には3・4台を駆使して電波をキャッチしようと躍起になってる者もいる。

狂気の沙汰だ、尋常ではない 熱心な人だなぁと思った。

そして、伸ばしたアンテナが隣の人の顔をつつき、文句を言い合い、こちらでも戦闘が行われそうな雰囲気だ。空も見たいがこちらも気になる・・。まぁ何かあったら警備の自衛官がすぐ駆けつけるだろう。


C−1の飛行は壮大であった。重々しい機体を強力なジェットエンジンが引っ張り上げていく。

この後は同じくC−1からの空挺降下が催されることになていたのだが、上空の風が強く中止となってしまった。非常に残念だった。
空挺作戦は先述の富士学校での演習でも中止されてしまったため今度こその念を抱いてただけに落胆は大きい・・・。

仕方なく昼飯にする。ついでに自衛隊グッズも何か買おうと出店巡りをはじめた。
まぁどこも似たようなモノを売ってる。とりあえず美人の女性自衛官を眺めつつ、ウロウロし、Tシャツやらカレンダーやらピンバッジ等々を買いあさる。かなりの荒遣いだが、景気悪いからこそ消費を拡大しなくてはと自問自答し、買いまくった。

そして1:00まで航空管制隊の建物脇で、タダで配っていた「WING」という航空自衛隊の新聞を読んだりして時間を潰す。周りを見ると家族連れも多いが若いカップルがそこらを闊歩してるではないか。

航空祭でデートか、コクボウをなめんなよ・・ 洒落たもんだなと思った。 


いよいよ、1:00から本日のメインイベント、ブルーインパルスの曲芸飛行が始まった。観客も午前の倍はいるんじゃないだろうか、
埋め尽くされている・・・。仕方なく後方で見物することになる。

1機、また1機と離陸していく、エンジンの音囂々と勇ましい。
すると次々と櫓のように家族連れが子供を肩車し始める。まったくといっていいほど前が見えない。

くそ、見えないのはオマエらだけじゃないんだぞ、ムカツク 子供のためだ仕方ないと思った。

結局、滑走・着陸は終始見られなかったのだった・・・。


感想は、凄いとしか言いようがない。筆舌に表せない迫力。見た者のみが味わえるこの感動。素晴らしい。
観衆の目を喜ばせたのは垂直上昇だろう。空高く吸い込まれるように上昇していく機体は見る者を感動させた。密集ダイヤモンド、デルタ編隊でのフライパス、俺は言い表せない感銘を受けた。カッコイイを超越している。
やはり人間は空に憧れをもっているのだろうか、いやこれは男だけが感じるものかもしれないが、空にはロマンがあると言える。
かつて空は、成層圏は人間の憧れだった。なぜならそこは神々の領域と考えられていたからだ。第一次大戦から飛躍的に進歩した航空機はこの人類未到の空を征した。
しかしなお人々は大空への憧れを失ってはいない。

次々と繰り出される曲芸飛行は日本航空自衛隊パイロットの技量の高さを窺わせる。特に彼らブルーインパルスの搭乗員は選び抜かれた一騎当千の強者、荒鷲だ。頼もしい限りである。
頼もしいと言えば、俺の隣で見ていた子供が「オラ、大きくなったら必ずパイロットになる」と絶叫してたことだ。嬉しい言葉ではないか、こうして次世代の国防を担う若者が成長していくとすれば、この航空祭も大成功ではないか。

それほどにこの曲芸飛行は凄かったのだ。空自「やるじゃないか」と思わずにはいられなかった。また俺のMDには「護れ大空」が1曲リピートでセットされている。この雰囲気にピッタリではないか。祖国防空の要の戦闘機だが、実際はたいしたことないかもしれないが、安心させてくれるほどの説得力を持つ飛行だった。


そしてアナウンスが着陸を告げる。長いようで短かった曲芸飛行も終了を迎える。
そしてぞろぞろと観衆も帰り始めた。確かにこれを見られただけでも十分すぎる価値があった。

かく言う俺も出店を回り、帰路についた。
で、帰った直後にこれを執筆してるワケであります。
時折、空に爆音が響き、窓から見上げると見事な2機編隊を組んで飛んでいた・・・。

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