海軍艦船要目で用いられる用語解説

特に基本的なものを紹介する。
歴史モノの本などを読むときの参考になさって下されば幸いです。
・速力
ノット(節)で表される速力は毎時に航行する距離をカイリ(浬)で示される。
ちなみに1浬は1852メートルです。
経済速力とは一定の距離を航海する為に要する燃料を最も節約し得る速力を表します。

・行動半径
これは艦艇だけでなく航空機にも使われる用語で、その任務に使用する時間を除いて航海または飛行できる距離の半分を指します。

・航続距離
これまた艦艇だけでなく航空機にも使われます。
満載した燃料をもって航海あるいは飛行を継続し得る最大距離を言います。
基本的には全速時と経済速力時の二つに分ける、或いは併記されます。
単に航続距離と呼ばれる場合は後者を指します。

・排水量
船が水に浮かぶには排水量と船の重さが釣り合わなくてはならない。
もっと言うと、船が水上に浮かぶ時、水線下戦隊容積量と同じだけ水を排除します。
その排除される水の量は当該船の全重量に等しいわけです。

海軍艦艇については
「工事完成し、乗員充実し、機関を据え付け且つ一切の武器、弾薬、擬装品、備品、糧秣、清水(真水)、その他軍需品並びに戦時に搭載すべき用具を含める航海準備を完了し、燃料及び予備缶水を搭載しない」
状態の排水量を基準排水量と呼びます。
kろえに燃料や予備缶水なども含め、その他当該艦艇の搭載量の基準量を満たした(*この状態を常備状態と呼ぶ)排水量を常備排水量と呼ぶ。

一般船舶では船内部の総容積を【100立方フィート=1トン】の単位で示した総トン数が用いられてます。

・艦載砲や魚雷の要目で使われる数字
日本はセンチメートルで表したり、外国はインチで表したり、或いは砲身長を表していたり、口径だったりととわかりにくい部分があります。
基本的な決まり事としては
  1.栂(ぼ)と糎は同義語
  2.砲身の長さは砲尾栓前面から砲口までの長さで、口径を単位とする。
  3.単位の換算については以下の表の通り。

砲で使われる単位     魚雷で使われる単位
インチ(吋) センチ(糎) インチ(吋) センチ(糎)
18 46 21 53
16 40 20.9 53
14 36 19.7 50
12 30 18 45
10 25 14 86
20
15
5.5 14
4.7 12
10
2.5
2.5


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