2−3 MS−DOSの基礎 


ここではMS−DOSについて最低限覚えておいたほうがいいことについて説明します。
興味が沸いたらさらにググって知識の幅を広げて下さい。


1 基本構造など

Windowsのエクスプローラーで自分のPCのHDDを見てみればわかりますが、ドライブの下にたくさんのフォルダがあります。
こうした構造はMS-DOSだって同じでいわゆるツリー構造というやつです。
例として、下図はAというHDDの中身をイメージしたものです。

A:  ・・・カレントディレクトリ

DOS   ・・・ディレクトリ
test   
  ├111  
  └222 

Aドライブ内にはDOSというディレクトリとtestというディレクトリが存在しています。
さらにtestディレクトリの中にはさらに111ディレクトリと222ディレクトリが存在している状態です。
ここでAはいわゆるAドライブという名の木の大元であり、カレント(ルート)ディレクトリと呼ばれます。DOSやtestはただのディレクトリ、testディレクトリ内にある111、222ディレクトリはサブディレクトリと呼ばれます。

ここでディレクトリとは何か、、、といえば厳密には違いますがWindowsでいうフォルダと同意義と理解して差し支えありません。
MS−DOSではフォルダのことをディレクトリと呼称しているという認識でここでは十分です。
だいたいのゲームはHDDインストール時にインストール先を聞いてきますが、基本的にカレントディレクトリ下にそのゲーム用のディレクトリを作成し、その中にゲームに必要なファイルを格納します。
この構造を理解しておかないと、自分のいま参照しているディレクトリから目当てのディレクトリまでたどり着けない、あるいはAUTOEXEC.BAT等の作成において絶対/相対パスを指定出来ないわけです。



2 基本画面はコレ

A:\>■
   ↑
 カーソルがぴこぴこ状態

これが基本的なコマンドプロンプト、いわゆる入力待ち状態となります。前項で解説したDOSシェルを終了後に表示される画面もこれですね。
この画面でコマンド(命令)を入力し、リターンキーを押せばパソコンがその命令を実行し、画面に結果を表示するわけです。

ちなみに画面に出ている「A」はドライブを指し、「¥」から「>」の間はいま滞在しているディレクトリを指しています。
上記の状態は、Aドライブのカレントディレクトリにいる状態なわけですね。



3 覚えておきたいコマンドについて

MS−DOSのコマンドはたくさんある上に、コマンドの後にパラメータを記述することでまた違った結果表示をしてくれたりと奥が深いものがあります。
とりあえずこれくらいは押さえておきましょう。

と、その前にさらに基礎になりますが、ドライブの指定について先に説明しておきます。
想定としてパソコンがHDD1台、FDDを2基装備しているとして現在HDDからMS−DOSを起動してコマンドプロンプト画面になったとします。
この場合HDDがAドライブ、1台目のFDDがB、2台目のFDDがCと勝手になります。
MS−DOSを起動させたドライブが自動的にAとなり、それ以外がB,Cと順番に割り振られていきます。
よってもし、FDDから起動ディスクを使用してパソコンを起動した場合は1台目のFDDがA、2台目のFDDがB、HDDがCドライブとなりますので気をつけましょう。
常にHDDがAドライブだとか勘違いしてしまわないように・・・。

話を戻して、いま現在Aドライブが参照されている状態として、Bドライブのフロッピーの中のファイルをいじりたいなという場合にはフロッピーディスクを挿入してから「b:」と入力してリターンキーを押す。
(下図参照)

A:\>b:  (リターンキー押下)
   

すると画面が次のようになります。

B:\>■
   ↑
  カーソルぴこぴこ
   

これでBドライブが参照されている状態になったわけです、簡単ですね。
それでは各コマンドについて、よく使われるモノを中心に解説します。
なお、コマンドの後にディレクトリやパラメータを指定する場合は必ずスペースを1ついれましょう。
ちなみにHP上では全角文字使ってますが実際には半角英数で入力してくださいね。


命令内容 コマンド 解説
ディレクトリを移動したい cd ディレクトリ名 一番多く使うんじゃなかろうかというコマンド
ゲームをインストールしてるディレクトリに行く際に必ず必要ですからね。
なおカレントディレクトリに戻りたい時は「cd ¥」でOKです。
ディレクトリ内のファイルの一覧をみたい dir (必要ならパラメーター) 実行すれば現在いるディレクトリ内に存在するファイルの一覧がずらーっと表示されます。
ファイルが多いと画面がスクロールしてしまい確認が出来ないことがあります。
その場合は次のパラメーターを使用するといいでしょう。
/p ・・・・途中で止まる。何かキーを押すと続きが表示される。
/w ・・・・横に表示される。
ファイルをコピーしたい copy (送り元の)ファイル名 送り先(ドライブまたはディレクトリ) 分かりづらいので例をあげて解説
Aドライブのフロッピーの中身をBドライブのフロッピーにコピーしたいような場合には
copy a:*.* b:
これで完了。アスタリスクはワイルドカードといって「全部」を意味します。
FDD間のコピーなんかでは省略しても出来たりする。
つまり
copy a: b:
特定のファイルのみの場合はそのファイル名を指定すればいい
Aドライブのreadme.docというファイルを同ドライブ内のtestディレクトリにコピーする場合は
copy a:¥readme.doc a:¥test
となる。
ファイルを削除したい del ファイル名 上記の例文のcopyのところをdelに変えれば該当ファイルの削除となる。
つまりコマンドの命令形式はだいたい似たようなもんだということですね。

まぁ最低限cdとdirコマンドさえ覚えておけばなんとでもなるのが実情です。
ゲームをインストールしているドライブを指定して、さらにゲームが入っているディレクトリに移動して、dirでゲーム起動ファイルを探してそれを実行するという流れになりますのでね。
ゲームの説明書があればプロンプト状態からの起動方法くらい必ず記述もあるのですが、まぁそれは置いといて・・・。
次項は環境設定ファイルであるconfig.sysと自動実行ファイルのAUTOEXEC.BATについて解説します。




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