98Dos(美少女)ゲームをするための音源について


 かなり私感が入ってるけど、9800マシンをまったく知らない人のために、少しでも使いやすい環境つくりについて解説します。
 俺の環境・経験・知識を元に書いて有ります。
 (注目!)そのためココに書いて有ることが最善とは限りませんので予め承知下さい。

1.音源

 ゲームをするにあたり音楽がないとゲームのおもしろさが半減することは間違いないと思います。
 では98ゲームに適した音源とは一体どういうものでしょうか。

 まずもっとも肝心なFM/PCM音源についてです。
 9800機にとりつける音源としてNECから発売されている音源では次のものがあります。
型名 仕様 備考
PC−9801−86 PCM録音再生機能、標準FM音源搭載(FM音源6音、リズム音源6音、SSG音源6音)、マイク付き
PC−9801−118 PCM録音再生機能、エンハンスドFM音源(標準機能は86と同じ、拡張FM音源は最大20音)、MIDI、ジョイスティックインターフェース装備 P&P機能有り。
 まず前者の86音源ボードは発売はかなり古く年代物の感が否めません。118音源ボードはWindows95に対応する形で86音源ボードを拡張改良したものと考えて差し支えありません。
 
 ズバリ、98Dosゲーをやる上で最適な音源は86音源ボードです。

まずみなさんがやろうとしている98Dosゲーはその名のとおりDos上で動くのですから、Windows95なんて関係ありません。
なにより大多数の美ゲーは86音源ボードに対応しております。サウンドブラスターなどの音源をお持ちの方はさぞ、この貧相な音源に嘆くでしょうが、美ゲーにはこの音源が一番です。なにより安心、音が出ないということは滅多にないですから。

それでは118音源だって86音源の拡張だから使えるんじゃないかという考えも出てきます。
確かに118音源は86音源の流れを汲むものですが、これはレッキとした別モノと考えた方がいいでしょう。
というのは一部の美ゲーでは118音源でも音楽が出ますが、ハッキリいって保証はありません。
118音源が発売された当時、美ゲーを買うと
「118音源ボードでは音楽がでない場合がある」
と注意書きが添えられていたのを覚えてます。

そして、98ゲーでは拡張FM音源なんて必要ないし、MIDI/ジョイスティック端子がついてますが、これもあまり当てにならないみたいです。(少なくとも98ゲーをやる上で)
MIDIについては後でお話しますが、やはりこの118音源はWin95にて使うことを目的としているため、Dosゲーに不向きと言わざるを得ません。

ただ、86音源をW95上でも使用する場合、P&Pもないためドライバのインストールは手動、さらに本体内蔵音源を切り離す(バリュースター機など)必要も出てきてちょっと面倒です。(設定は説明書をよく読むこと)
なにより、その音質はW95用のものとは比較してはいけません(笑)

また、「86音源互換」だとかいうふれこみで音源ボードが他社からいくつか発売されていますが(例、WaveStar等)これもまた避けるべきでしょう。互換だからといって音が出る保証はありません。

さて次にMIDI音源についてです。
MIDIは98ゲームで使うメーカーが数えられるほどなので(もっともW95発売期には増殖したが)必ずしも必要とは限りませんが、有れば楽しみが広がるというモノです。なにより音質が違いますし、Win95上でも使えますから持っていて損はしません。

98ゲーの隆盛期のMIDI音源といえばRoland社製のSC−55/88がもっとも標準でした。
ほとんどの98ゲーはRoland社準拠(GS)にそったドライバを使用してました、つまりそれしか認識しないということです。
したがって98ゲーをやる上ではRoland社製SC-○○シリーズを使います。
SC55とSC88がありますが、これは自分のフトコロ(予算)と相談して好きな方を選んで下さい。「ミュージ君」とか「ミュージ郎」がオススメです。

ここまででMIDI本体を手に入れました。するとそれをPCにつなぐわけですが、Win上でしたらRS232Cケーブルで接続してもまったく問題ないのですが、98ゲームをやる場合はちょっとマズイのです。
というのは98ゲーの説明書をご覧下さい。MIDI対応のゲームは大抵がMIDIインターフェースボードに「MPU−PC98U」を指定しているでしょう。
つまりこのボードを使って接続しないことにはゲームがMIDI器機を認識してくれない場合があるのです。

(さきほど、FM音源のところで118音源にもインターフェースがあるが役に立たないと言ったのはこの為です。)

もちろんRS232C接続でも認識するメーカーさんもありますが、万全を期すならインターフェースボードを揃えましょう。
今ではこのインターフェースボードは発売されてないかもしれません。ですがW95対応版があらた発売されてますのでそれで用を足すと思います。(多分・・・詳しくはメーカー様に問い合わせて下さい)

したがってMIDI音源で必要な器材は、
                 Roland社製 SC−55/88
                      MPU−PC98U
(これと互換性を持つもの?)

となります。


<テクニック>

86音源とSC-○○をうまく両立させるオーディオ配線についておお教えします。
なお、この配線の仕方は美ゲー「VIPER」の音楽担当の方が考えたものですが、とても役に立つ知識だと思うので掲載させていただきます。
この説明は私の環境を再現してるのでご了承下さい。

@SC−55とMPUボードをつなぐ端子がおおきい○(丸)のケーブルをつなぐ。
ASC−55のOUTPUT(2端子)から86ボードのLineIN(1端子)にケーブルをつなぐ。
 このとき必要なケーブルは別途購入して下さい。
   (2股端子から1端子へつなぐためのケーブルです、モノラルではありません。)
B86ボードのLine OUT(1端子)からスピーカーへケーブルをつなぐ。

こうすると「VIPER」のような98DosでMIDI音源対応でキャラ音声があるゲームで、音楽鳴らしながらキャラの声を聞くことができるようになります。
試してみてはいかがでしょうか。

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